資産運用に役立ちそうな日経新聞記事をピックアップし、自分なりのコメントをつづっています。
金融リテラシーの向上につながればと思っています。
ご参考ください!
日付は朝刊の日付、つまり前日の出来事。
日経平均株価、ドル円レートも前日の数値。
(共にヤフーファイナンス掲載の時系列データを参照)
この記事の全体像
2023.7.24.月 日本株高「第2波」の条件 賃金・利益率の上昇カギ
<日経新聞記事>
日本株高「第2波」の条件 賃金・利益率の上昇カギ(MarketBeat)
<記事の内容>
「安いニッポン」への買いが一巡し、株価は足踏み。
今後のカギは賃金が持続して上がり、企業の利益率が上昇すること。という内容です。
<コメント>
日本の株が買われた理由として、世界を見た時に、消去法的に安い日本が買われたというのがあります。
この手の話を見ると、いつも思うのですが、結局のところ投資資金はどこかにお金が向かないといけないので、
株なのか債券なのか不動産なのか、アメリカなのか、ヨーロッパなのか、日本なのか中国なのか、等々、
その時に割安だと思われるところにお金が流れるのではと思っています。
なので、国や投資対象を分散しつつ、安いところに資金を投入するのが個人の分散投資家としてはいいのかなと思っています。
と言っても、私はアメリカと日本とインドの株に偏っています(^^;
大事なのは自分で考えたシナリオを長期の視点で、見ることだと思っています。
一時的に高くなった安くなったで一喜一憂しないようにしたいと思います。
2023.7.25.火 中国相手の貿易・資本取引決済 人民元、初のドル超え 4~6月、対ロ制裁も影響
<日経新聞記事>
中国相手の貿易・資本取引決済 人民元、初のドル超え 4~6月、対ロ制裁も影響
<記事の内容>
中国が取引相手となる2国間決済で、中国の通貨・人民元の利用が広がっている。
相対的にドル離れが進んでいる。
という内容です。
<コメント>
貿易(実態経済)と為替と株式市場は密接かつ複雑ですね。
二国間貿易においては、ドルがなくても成り立つと思います。
複数の国にまたがる場合は流通性の高い通貨の方が何かと便利なはず。
これが、ウクライナ侵攻により、西欧と中ロで別れた事で、それぞれの経済圏でやりとりできればよく、ドルは必ずしも必要とされない、のだと思います。
世界は複雑にかつ、それぞれの独立の立場を持つでしょうから今後もある程度ドル離れが進むと思います。
では、株式市場は?
米国株への投資離れが起きるかと言うと、私は懐疑的です。
マーケットの規模であったり市場が整備されている事であったり、企業そのものの成長性、革新的テクノロジーなど、追随を許さない状況で、米国に取って代わるのは容易ではないと考えます。
日本が都市部に集中するように、お金もそういったところに集中するのでは、と思っています。
というシナリオのもと、米国株投資中心になってます。。。
2023.7.26.水 中国不動産株、大幅に上昇 20%高も 共産党の景気刺激に期待
<日経新聞記事>
中国不動産株、大幅に上昇 20%高も 共産党の景気刺激に期待
<記事の内容>
中国共産党が2023年下半期の経済運営方針を決めた。景気刺激策に動くとの期待が浮上し、不動産株を中心に株式市場は好感。という内容です。
<コメント>
以前、中国の不動産に取り上げたので、また取り上げました。
記事には具体的な施策が書いてある訳ではなく、計画と期待によって株価が上がったように見えます。
中国不動産の状況は日本の1980年代の不動産バブルを彷彿させる感じがあります。
中国共産党の運営方針がどういったものか分かりませんが、不動産は引き締めすぎるとバブル崩壊し、かといって、緩めるとバブルになるので難しい舵取りになりそうです。
期待先行で買われていると思われるので具体的な施策が行われ、期待外れに終わった場合はまた株式は乱高下すると思われます。
一方で記事にもありましたが、中国株が大幅に上昇している一方で、日本株は昨日はさえない動きになりました。
これまで中国から日本に投資資金が向かっていたのが、逆に中国に投資資金が向かい、日本株は動きがなかったのではという風に書いてありました。
先日もコメントしましたが、お金はどこかに流れていくもので、そこに滞留するわけでもないのだなと感じました。
2023.7.27.木 米、「医療費借金」20兆円 審査甘い高利クレカ拡大、政府は警告
<日経新聞記事>
米、「医療費借金」20兆円 審査甘い高利クレカ拡大、政府は警告
<記事の内容>
医療用のクレジットカードがあり、若年層を中心にこのカードでの治療費支払いが増加している。借入が増えると消費が落ち込むことも考えられ、政府としても対応せまらている。
といった内容です。
<コメント>
アメリカは国民皆保険ではないため、個人で保険に入るか、もしくは全額自払になります。自払が非常に高額なため、クレジットカードで支払っているそうです。しかもこのクレジットカードの金利は30%だそうです。
めちゃくちゃ高いですね。
私もクレジットカード利用でポイントを貯めています。
クレジットカードの良いところは手元にお金がなくても買い物ができること。
悪いところは手元にないので、使いすぎて後から支払いの請求があること。
悪いところをうまくコントロールしないと、浪費にもつながり、また余計な金利支払いということにもなり、資産形成の観点からは望ましくないと考えます。
なので、できるだけ私はクレジットカードは使わず、使っても高額な買い物の時に1回払いにしています。
高額な買い物はお金が貯まってからと決めています。
モノが先に来ると借金体質になり、資産形成には望ましくないと考えます。
一方で借入れを起こすことで、先にモノを手に入るのは、生活を行う上でのメリットになりものもあります。
大きな例では家と車がそれに当たると思います。
企業の借入れも同じで、お金が貯まってからやるのでは事業展開が遅いので、借入をおこし、お金を作り、それを事業に投資しています。貸す側借りる側のポイントは、金利以上の利益を出せるかどうかのところ。
投資として個別企業を見る時には、有利子負債も見るようにしています。
現金がジャブジャブに持っている会社の方が個人的には強いと思っているのであまり借金体質の会社は望ましくないと考えます。
ただ借金体質の会社は意外と先行投資を行なっていることもあるので一概には言えないところが株式投資の難しいところです。
ソフトバンクとかそうですね。
ソフトバンクは借入れにて投資をしているので、めっちゃレバかけてます。
投資が失敗したら逆回転なので、あの会社のリスクの取り方は少しやり過ぎな感じもあります。
2023.7.28.金 FRB、景気軟着陸に自信 0.25%利上げで22年ぶり高金利 物価抑制と雇用両立 銀行にリスク、資本強化へ
<日経新聞記事>
FRB、景気軟着陸に自信 0.25%利上げで22年ぶり高金利 物価抑制と雇用両立 銀行にリスク、資本強化へ
<記事の内容>
FRBは0.25%の利上げを実施し、政策金利を22年ぶりの水準まで引き上げた。記者会見したパウエル議長は経済の軟着陸に自信を示した。
といった内容です。
<コメント>
アメリカは金利が0.25%引き上げられ、政策金利は5.25%から5.5%の幅になりました。
また、日銀の会合が本日あり、コメントが発せられると思いますが一面にも日本の金利政策について書かれております。
アメリカは年内の利上げがあって、あと1回が大方の予想になっています。
ダウ工業株はそれを見越して13連騰してきました。
一方で、日本の政策金利の動向にも注目されており、為替は139円台になったりしています。
このまま円高が続くようであれば、ドルは買いやすくなり、かつドルの高金利を享受できるので米ドル債投資は面白いかもしれないです。
来年に入り金利が下がる話が出てくれば、金融緩和の流れで株にお金が流れてくる可能性は高いと思っております。
2023.7.29.金 長期金利上限、事実上1% 日銀総裁「緩和の持続性高める」 金利操作を柔軟に
<日経新聞記事>
長期金利上限、事実上1% 日銀総裁「緩和の持続性高める」 金利操作を柔軟に
<記事内容>
日銀は金融政策決定会合で長期金利の上限の0.5%は「めど」とし、1%を事実上の上限とする。植田和男総裁は「金融緩和の持続性を高めるため」と説明した。
<コメント>
日本もインフレ圧力から、政策金利の見直しです。ただ日本のインフレは円安やエネルギー高騰でコストプッシュインフレなので、金利政策がどこまで有効かはわかりません。
仮に金利上げて景気が冷え込んでしまうことを懸念しています。また国の借金の金利負担もあるため慎重です。
今のところ長期金利だけ見直しで短期金利は引き続きマイナス金利のままです。
短期金利が上がると一時的には景気に敏感に反応すると思います。個人、企業ともに金融機関からの借入の大部分は短期金利に連動する変動金利型だからです。
今後は短期金利の行方も注目です。
金利に対する日米の金利政策です。
日本
短期金利はマイナス金利
長期金利は1.0%を上限
アメリカ
短期金利は5.25-5.5%
長期金利は政策なし(市場金利米国債10年3.96%)
長期金利は市場に委ねるのが通常の金融政策らしいです。
日本は長期金利も日銀がコントロールしないといけないくらい景気が悪かったんですね。
マイナス金利だったり、長期金利のコントロールだったり、かなりアグレッシブな政策をしてきています。結果よかったのかどうか、、日本の莫大な借金や長く続いたデフレは副作用だと思いますね。
2023.7.30.日 出社×在宅、探る共存 5類移行後も4割併用 残業・飲み会は減少(チャートは語る)
<日経新聞記事>
出社×在宅、探る共存 5類移行後も4割併用 残業・飲み会は減少(チャートは語る)
<記事の内容>
記事タイトルどおりです。
<コメント>
今日はマーケットから少し離れまして、一面に出てた記事を取り上げました。
まさにここに書かれている事はうちの会社も私自身にもあてはまります。
コロナですっかり生活様式は変わっだと思います。
元々、飲み会は好きじゃないので減ってありがたいです(笑)
一方で居酒屋さんは大打撃ですよね。。
経済全体で考えるとどうなんでしょう。GDPはやはりコロナで落ち込んでいますが、コロナ明けからは消費は旺盛です。
私自身は飲み会なかった分、物を購入したり、貯蓄し投資に回ってました。
給料が大幅に下がった、失業した、という事でなければ、みな同じような行動ではないでしょうか。
ここでも前にコメントしたように、お金はどこかに流れている。という事だと思います。
どこに流れるか、これを予測するのが投資ですね。
私は予測が下手なので、積立です。それでも国としては米国、日本、インドにお金が流れるだろうと投資してます。
楽天証券を使って運用してます。
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