資産運用に役立ちそうな日経新聞記事をピックアップし、自分なりのコメントをつづっています。
金融リテラシーの向上につながればと思っています。
ご参考ください!
この記事の全体像
2023.7.31.月 日銀修正、世界揺さぶる 緩和マネー500兆円回帰観測 海外金利に上昇圧力
<日経新聞記事>
日銀修正、世界揺さぶる 緩和マネー500兆円回帰観測 海外金利に上昇圧力
<記事の内容>
日銀が超低金利政策を修正をする事で、世界のお金の動きが変わる可能性。
日本が低金利だったので、国内の投資家は海外で531兆円の投資を行っている。海外投資はこの10年間で約7割増えた。
低金利が是正されると、具体的には①金利差収益を狙う「キャリートレード」が減少(2)国内債券の利回り上昇で、欧米債の魅力が相対的に低下(3)国内債券が値下がりし、投資家のリスクセンチメントが悪化
という内容です。
<コメント>
この通りだとすると、外貨資金を円に戻すことで、円高になりそうです。
戻ってきた資金は、金利狙いなので、国債に向かうのでしょうか。
個人的には、日本にお金が戻るのはいい事だと思っています。
日本にお金が戻れば、とりあえずは国債にお金が流れたとしても、そこから国内株、不動産にも波及するのではと考えます。
一方で、この記事にもあるキャリー取引の減少はマイナス要因になります。
今まで海外投資家が、低金利を活かして日本円を借りて日本の株や不動産に投資していたのが、金利が高くなることでうま味がなくなるので、円を返す動きになるかもしれません。
そうすると先程と逆になります。
ということは、ここは綱引きの関係ですね。
どちらの動きが強いか。。。
まだ長期金利だけの話なので、影響は軽微かも知れませんし。
今後の動きに注目ですね。
2023.8.1.火 住宅金利、固定か変動か再考迫る 大手行引き上げ、日銀修正で上昇圧力
<日経新聞記事>
住宅金利、固定か変動か再考迫る 大手行引き上げ、日銀修正で上昇圧力
<記事の内容>
タイトルどおりの内容です。
<コメント>
長期金利の上昇にともない、住宅ローンの長期金利が上昇です。国債10年は0.6%で上限1%なので、まだ上げる可能性が高く、住宅ローン金利も上がりそうです。
短期金利はまだマイナスですが、物価上昇率が高止まりなら、短期金利も修正されるのではと思ってます。
今の1%切る金利に慣れすぎてるので、1%を超えたらどうなるか。。
低金利だと、ローンを組んだ不動産価格総支払額は抑えられるので、物件価格が高くても買います。
が、金利が高くて物件価格も高いと一般消費者はしんどいですね。
以前もコメントしましたが、短期金利の動向は注目です。
一方で3面記事には長期金利が上がっても金利上昇分のコストを企業はカバーできていると考えられ、株高になっているとありました。
金利高、適度なインフレ、給与上昇、消費旺盛となれば、日本の経済も正常化になると思います。
2023.8.2.水 米商業用不動産、迫る返済満期5年で400兆円 不履行警戒、経済に影響も
<日経新聞記事>
米商業用不動産、迫る返済満期5年で400兆円 不履行警戒、経済に影響も
<記事の内容>
不良債権残高は6月末718億㌦と4四半期連続で増え、うち3分の1超はオフィス向け。将来的な「不良債権予備軍」は現在の不良債権の2倍以上になる1623億㌦(約22兆円)。
不良債権と予備軍を抱える商業銀行の経営体力を奪いかねない。FRBは警戒を強める。という内容です。
<コメント>
不動産は基本的には借入で投資をするので、この手の話はどこでも出てきますね。日本のバブル、中国等々。
アメリカはサブプライム問題で、懲りて、制度もかえているでしょうに、それでもこうしてまた不動産問題が出るんですね。
今回の不良債権問題はローン全体に対しての比率はそんなに高くないようですし、FRBも警戒しているようなので、すぐにとか、急に、というのはなさそうです。
今後5年で借り換えできるかがポイントなので、今後もこの手の話は出てくると思います。
ちなみにこの記事に出てくる既存債権の金利は4%台。これでも高いですが😅 借り換えるとなると今の金利になりアメリカの貸出金利は8%以上だそうです。
金利が高すぎて借り換えできても、投資妙味がないような、、
それ以上に家賃収入ないときついでしょうし、オフィス需要弱いようなので、単純な投資としてもキツそうです。
2023.8.3.木 米国債、増発と格下げ打撃――日経平均768円安、今年最大の下げ 韓国・香港も売り拡大
<日経新聞記事>
米国債、増発と格下げ打撃――日経平均768円安、今年最大の下げ 韓国・香港も売り拡大
<記事の内容>
2日の日経平均株価は前日比768円(2.3%)安。米国債の格下げを受け売りが膨らんだもの。韓国や香港の主要指数も下がった。
米国債の格付け下げで、機関投資家のリスク資産の調整により株が売られた様子。
香港、韓国はこれまで好調だったが、同様に利益確定売りで売りが膨らんだ様子。との内容。
<コメント>
大幅下げがありましたが、記事らしい記事はありませんでした。
米国債格下げが材料となり売りが売りを呼んでしまう。
機関投資家は決められたリスク管理があるため、米国債格下げは敏感に反応し、機械的に売られている。
機関投資家は自動売買システムも入れてるでしょうから、売りが加速するんですよね。
米国債格下げの動向は影響が大きいのかどうかは今後もチェックですね。
あと気になるのは、米国債格下げで債券と株からお金を逃避してるので、それはおそらくキャッシュポジションを増やしているということ。
機関投資家は利益を得るためには、キャッシュでは得られないので、また債券なのか株なのかにお金を投資する事になるので、落ち着ければ、また株にも資金流入があるのでは、と思います。
2023.8.4.金 国内旅行、コロナ前超え 空の便、ANAお盆3%上回る/ホテル、予約サイト8月3割増
<日経新聞記事>
国内旅行、コロナ前超え 空の便、ANAお盆3%上回る/ホテル、予約サイト8月3割増
<記事の内容>
航空会社、鉄道、タクシー、ホテル、旅行関連消費が快調。一方で人手不足問題がある。
との内容です。
<コメント>
コロナあけて、これまで我慢してたことをやろうという動きですね。
ゴールデンウィーク、夏休み、秋の連休、冬休み、春休み、今年は反動が大きそうです。
これが維持できたら日本景気が底固めされると思います。
コロナであまり贅沢してなかったから、あけて贅沢をする。贅沢し過ぎたから財布の紐をしめなきゃ。ってなると景気がいいのも今年限りになりますね。
インフレで物が高くなってて、旅行も割高になっています。一方で給与はそんなに上がらずだと、贅沢もずっとはしてられないですね😅
個別株投資であれば、コロナ前後で変わった生活様式を織り込まないとですね。
2023.8.5.土 米金利、長期主導で上昇 一時4.19%、連日で今年最高更新 強い景気・財政懸念で
<日経新聞記事>
米金利、長期主導で上昇 一時4.19%、連日で今年最高更新 強い景気・財政懸念で
<記事の内容>
米国債長期金利が上昇中。
いまは短期金利が高く長期金利の方が低い状況(逆イールド)で金利差も広い。(短期5.25-5.5 、長期4.2%程度)
この金利差が長期金利が上昇することで縮まってきている。縮まり、長期金利の方が高い順イールドになると好景気。
雇用統計は底堅い。
一方で財政悪化、インフレなど悪材料もある。
という内容です。
<コメント>
この記事には、金利上昇のいい理由(好景気見通し)と悪い理由(財政悪化とインフレ)があるように読み取りました。
株もそうですが、値動きあるものは、理由があります。
が、市場は超複雑なので、その理由が本当かはわかりません。私は値動きについての理由は、後付けでしかないと思っています。
短期的な値動きは機関投資家のストーリー、売買によってもたらされていると考えています。
長期投資の個人投資家は本質をみる力が必要です。
個人的なざっくりした考えは、経済は好景気不景気をサイクルしながらも拡大する、というもの。
であれば、長期投資としては株物は買いで、保有維持です。
どの国の株をもつか、どの業種の株をもつか、どの会社の株をもつか、これをしっかりと検討する必要があります。
2023.7.30.日 職場存続 切り札はシニア 「70歳雇う」企業4割 急増する労災、対策急務
<日経記事>
職場存続 切り札はシニア 「70歳雇う」企業4割 急増する労災、対策急務
<記事内容>
少子高齢化により働き手が不足。シニアの積極採用。人生100年時代のシニア自身の社会とのつながりやりがい。一方で高齢者の労災が増えている。
賃金にも課題がある。といった内容です。
<コメント>
今後の日本の生産性を考えた場合、少子高齢化は深刻な問題だと思っています。
私自身、ミドル世代になり、経験は増えたものの、スピード感、フットワーク、柔軟な発想、等々が衰えてきていると感じています。
高齢者となり、社会から働き手として求められ、また、自分自身も働く意欲があるとして、どこまでの仕事ができるのか。。。
単純作業は機械化を進めていくのが、企業の在り方であり、生産性向上につながると思っています。
自分が年を取っら単純労働ではなく経験を後世に伝えることをしたいと考えています。教育関連が年輩者には合っている仕事なのではと思っています。
ただ、教育の難しいところは経験だけで話をしていると、情報が古くなっていることです。
年をとっても、知の探究心は持ち続け、それを経験と融合し、後世に教えられるようなことができたらいいなと思っています。
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