(2020.2.7)
なかなか思うような結果が出なくなっています。
当たり前ですが、有象無象の超優秀なプレーヤーが参加する金融市場なので、簡単に利益が出る方法はないですね。
基本は日経平均の動きが重要なので、日経平均の動きをしっかりと見ないといけません。
意外にも、日経平均指数とそれに連動するETFの動きを見てみると、大きな流れでは同じ動きになりますが、数日単位では異なる動きになります。
今回はそれを調べてみました。
当初の運用方法に説明している記事はこちら
日経平均運用①の記事はこちら
日経平均と日経平均に連動するETFダイワ上場投信-日経225(以下、ダイワETF)の10年を比較してみました。
まずは日経平均とダイワETFの各年の1月初日の始値と12月最終日の終値の騰落率です。
日経平均 | ダイワETF | |
2010 | -3.60% | -3.20% |
2011 | -18.10% | -17.90% |
2012 | 21.60% | 22.90% |
2013 | 53.60% | 52.10% |
2014 | 8.10% | 8.60% |
2015 | 9.90% | 10.00% |
2016 | 1.60% | 1.40% |
2017 | 18.00% | 18.10% |
2018 | -13.30% | -13.60% |
2019 | 20.40% | 21.70% |
合計 | 98.20% | 100.10% |
ほぼほぼ大きな違いはなく、日経平均にほぼ連動していると言っていいでしょう。
次に一日の値動きを2つに分解します。
①前日終値から当日始値の騰落率と
②当日の始値から当日終値の騰落率です。
①前日終値から当日始値の騰落率
日経平均 | ダイワETF | |
2010 | 7.6% | 7.00% |
2011 | -15.8% | -12.40% |
2012 | 21.2% | 28.80% |
2013 | 35.1% | 45.70% |
2014 | 14.3% | 11.70% |
2015 | 9.0% | 10.10% |
2016 | 11.3% | 19.00% |
2017 | 16.6% | 15.50% |
2018 | -1.1% | -4.40% |
2019 | 10.2% | 12.00% |
合計 | 108.4% | 132.90% |
②当日の始値から当日終値の騰落率
日経平均 | ダイワETF | |
2010 | -8.6% | -7.40% |
2011 | -0.4% | -3.60% |
2012 | 0.8% | -5.90% |
2013 | 12.9% | 2.60% |
2014 | -6.4% | -2.50% |
2015 | 1.4% | 0.90% |
2016 | -7.6% | -15.10% |
2017 | 1.4% | 2.80% |
2018 | -10.8% | -6.90% |
2019 | 7.3% | 6.40% |
合計 | -10.1% | -28.70% |
なんと、①②ともに大幅に差が出る年があります。
素人ながらに理由を考えてみます。
日経平均は225社の各株価を加重平均した指数です。つまり各株価の動きを反映しているだけで、日経平均指数そのものに需給は発生していません。
対して、ETFは指数に連動するように作られた投資商品です。投資されてお金が出入りしますので需給が少なからず発生しますし、実際の指数よりもタイミングが遅くなります。
その結果、差が出ることがあると考えられます。
それでも年間の騰落率は同じということは、差が出てくるとETFが寄付きなのか、日中なのか、引けなのか、どこかのタイミングで調整する動きがあるということです。
これは勝手な推測です。
- 日中の動きは日経平均に置いていかれやすい。
- 場が終わったあとに調整するような注文が入る。
- それが翌日の寄付きの時に反映される。
ここ数年は株式そのものが上昇していたため、日中はETFは日経平均に置いていかれたため、翌日寄付きは上昇しやすくなったとのではないか、と考えます。
今後もこのあたりを調べて投資に役立てたいと思います。
運用成績
(楽天ETF日経レバレッジ指数→楽天レバ)
- 運用開始は2020年1月16日とし、成績を記録します。
- 実際の運用の成績の利回りは運用金額ではなく、拘束されている金額とします。
- 拘束されている金額とは、信用取引や成行注文だと実際の購入金額以上に口座にお金を入れておく必要がある金額です。実質運用資金として考えます。
- 実際の運用利回りは、上記拘束金額に対しての損益額の利回りです。
- 楽天レバでの運用を基本としますが、別の運用商品も検証のため組み合わせます。
- その場合も、実際の運用利回りの中に含めて計算しています
拘束金額に対しての運用損益
期間 | 損益率 |
1/15~1/31 | -2.1% |
2/3~2/7 | -0.5% |
累積 | -2.5% |
日経平均との比較
- 2020年1月15日の日経平均終値 23915.68円
- 2020年1月15日の楽天ETF日経レバレッジ指数終値 13160円
- ①は1月16日を基準にした単純な損益率
- ②は当運用方法でルール通りにできた場合の損益率
対象 | 損益率 |
日経平均① | -0.4% |
日経平均② | -1.1% |
楽天レバ① | -0.9% |
楽天レバ② | -3.67% |
今週は何もしない日経平均の損益率よりも悪い結果が出てしまいました。
今回検証したことも今後は運用ルールに盛り込んでいき、安定した運用ができるようにしていきます。