資産運用EXPO(エキスポ)ってネット広告で見たけど、どうなんだろう?
何が出店されているの?
資産運用ってだけでなんか怪しいのに、売り込まれたいない?
と疑問に持ちながら参加してきましたので、感想をお伝えします。
結論から言うと、資産運用に興味ある人はとても興味深い投資と出会えるかもです!
資産運用EXPOとは、投資商品の総合展!
https://www.am-expo.jp/hub/ja-jp.html
不動産、株式、保険、金など、あらゆる投資商品を扱っている企業が一堂に出展しています。
東京で春夏・大阪で1回の年3回開催されています。
今回参加したのは、東京開催の第7回資産運用EXPO春です。
会社の出展以外に、60本以上のセミナー(投資トレンドや投資最新手法など)が開催されています。
入場料は、事前登録をすれば無料。(登録がないと5,000円です。ご注意ください)
どんな会社が出展しているの?
主に、「不動産投資」「金融資産」「ファイナンシャルアドバイザー」「投資信託・REIT」「賃貸経営・土地活用」の5つのジャンルになっています。
投資という観点だと、大きく3つに分かれます。
①直接投資で所有タイプ
主に不動産投資です。不動産も国内外の不動産があり、海外だとドバイや東南アジアなとを紹介している会社もありました。
②小口投資タイプ
小口投資タイプは、トランクルームやコインパーキング、しいたけコンテナなど、ちょっとエッジの効いた投資です。
③フランチャイズなど開業支援の案内
フランチャイズは、児童教育教室や飲食店のフランチャイズなんかも紹介されていました。
回り方は?
事前にHPに出展情報が出ているので、下調べをしていく方法か、当日、回りながら目についた看板のところで、出展企業の人に話を聞く感じです。
ブースはジャンルごとに分かれているわけではなく、バラバラです。
なので、ザーッと歩いて興味あるところを見つけるしかないです。
話を聞くと20~30分はかかります。
2時間で4社ほどしか聞けなかったです。
なので、事前に出展企業を調べなかった場合でも、自分が興味ある分野はあらかじめ決めた方がいいです。
私の場合は、不動産以外で小口投資と決めていたので、「利回り〇%!」と看板など書いてあるところで話を聞くようにしました。
出展企業もEXPOで商談まとめたいという思惑があるようで、グイグイくる担当者もいます。
「最初に話だけでもいいですか?」と聞いたり、執拗に申込書を書かせようとする担当者には「今日は色んな所の話を聞きたいので、申し込みはしません」とハッキリ言えば大丈夫です。
EXPOなのでそういうお客さんばっかりだから、業者も断られ慣れしています。
ある意味、怪しい投資の話を聞くにはいい機会だったなーと思いました(笑)
あとは聞く事はだいたい決めといた方がいいです。
投資期間は?
解約は?
税金は?
最低投資額は?
手数料は?
最大のリスクは?
とかですね。
当たり前ですが、出展企業も営業慣れしていますので、切り返しがうまいです。
イベントで、こちらも気持ちが高まっていて冷静な判断ができないので、安易に申し込みしないようにご注意ください。
個人的に興味を持った資産運用・投資・会社
ウイスキー投資
クレア・ライフ・パートナーズという会社が運営しています。
ひと樽を購入し、熟成させ、数年後に売却する、というものです。
年平均30%以上で回るものもあるようです。
投資額は50万円ぐらいから500万円といったレンジです。
手数料が10%かかったり、ポンド建てだったりするのが少し気になりました。
コインパーキング投資
アパルトマンイクシーズという会社が運営しています。
コインパーキング名だと、タイムパーキングになります。
コインパーキングは、土地がないと投資できないと思ったのですが、土地を持っていない人も投資できる仕組みを提供していました。
この会社が土地を探してきて借ります。
投資家は、整備費と、機器代を負担します。
金額で350~500万円で投資家が出すということです。
コインパーキングの運営管理はこの会社がしてくれます。
売上に変動はありますが、おおむね15%~とのこと。
お、結構いいなーと思いましたが、投資額は10年で償却され、返ってきません。
つまり、年15%、10年で運用できたとして150%ですが、100%分は投資額と考えられますので、実質は50%。
年単利で5%程度です。
5%でもいい方だとは思います。
しかしながら、利回り15%からはだいぶ乖離があるので、案内の仕方はもう少し工夫した方がいいのでは、と思いました。。。
これはこの会社に限らず、他のブースもそんな感じのアピールの仕方です。。。
ただ、個人的にはコインパーキング投資は興味があったので、とても参考になりました。
法人投資も可能で、場合によっては法人融資も受けられるとのこと。
仮に300万円自己資金、700万円融資・金利3%・返済期間10年で投資をし、利回り15%で10年回った場合を考えてみます。(税金は考慮せず)
返済が、毎年約80万円、売上が150万円、差し引き70万円で、10年間で700万円。
自己資金300万円は償却されていますので、手元には700万円が残っています。
当初投資額300万円をベースに考えると、2.3倍、年利13%ぐらいになります。
融資うけてレバ利かせられると、結構な投資になるのでは、と思いました。
前提が10年ちゃんと回るのか、というのが最大のリスクです。
EV急速充電器投資
テンフィールズファクトリーという会社が運営しています。
こちらは電気自動車の充電器の投資です。
電気自動車の数に対して充電器は不足しているようで、充電器の需要は高く、国や都の後押しもあり投資としておいしいとのこと。
東京都は補助金も出しているようです。
この会社の充電器は180Kwで日本最大級らしいです。
ただ、一基2000万円超になります。
一人で投資か、一口120万円くらいの小口投資をするかになります。
一人だと利回りは20%、小口投資方式だと17%程度で、10年固定です。
20%で、お、となりましたが、こちらも当初投資額は償却されてしまい戻りません。
なので、単純に10%になります。
こちらも融資を使ってレバをかければ、利回りは上がります。
こちらは10年固定なので、魅力的です。
電気自動車の急速充電器という今が旬な投資とのこと。
しいたけコンテナ投資
同じくテンフィールズファクトリーという会社が運営しています。
こちらはしいたけをコンテナで栽培するのですが、そのコンテナを投資家が買って、コンテナを貸し出すというものです。
利回りは8%程度。ただこちらは期間が20年というので、だいぶ長いです。
しかもこちらも当初資金は償却されるので、20年運用してリターンは60%程度。
単利で3%とあまり面白みがないかもしれないです。
ドバイ不動産 クラウドファンド投資
グローバルクラウドエステートという会社が運営しています。
CAMELというブランドで、不動産のクラウドファンド投資をしています。
今回の出展では、ドバイのレジデンスの小口投資を案内していました。
ドバイは世界でも有数の富裕層が集まるエリアとなっており、今回、沿岸部に人工島が作られ新たにリゾートホテルが建築予定となっているそうです。その人工島の手前にレジデンス型ホテルがあり、当社がそのレジデンスの23室を押さえたとのこと。
1室あたり8000万円を2万円からの小口販売をしています。八か月後には売却する出口だそうで、想定利回りは8%。
為替リスクなし、手数料なし。
リスクとしては、売却時に価格が下落するリスクです。
一応、当社が20%出資する優先劣後方式となっているので、リスクは押さえられるとのこと。
ですが、想定利回り8%は変動する可能性があります。
小口から投資でき、期間8カ月、有望地ドバイなので、ちょっと面白いかもと思いました。
ただ、不透明な部分も多いので、この手の投資は思い切りが必要ですね。
フィリピン バイクタクシー投資
ELITEとう会社が運営しています。
厳密には、ELITEはフィリピン不動産投資の会社で、バイクタクシーはグループの会社が運営しているとのこと。
フィリピン不動産をビジネスとしる中で、フィリピンの人のタクシー事業の支援を考えたそうです。
一般的にバイクタクシーで稼ぐにあたり、バイクそのものを購入するのは高額出費となるので、通常はレンタルするそうです。
つまり、投資家が出資したお金でバイクを購入し、それを貸し、その貸出料がリターンとして返ってくるそうです。
一口40万円、期間38カ月(約3年)固定利回りで、年60%。
為替リスクなし。
元金部分は戻ってきません。
3年60%で180%、元金部分が100%とすると、差し引き80%。
年利で約27%です。
悪くない。かなりいい。
だけど、初めて聞く投資すぎて判断が難しいです。為替リスクなし、事業リスクなし、利回り保証というのがなんとも。
最大のリスクは会社が傾くことと言ってましたが、事業が失敗して会社が損失を抱えてくれて投資家の運用は保証されていたとしても、最終的に会社が傾いたままであれば、結局は投資家に保証できなくなり損失が及ぶ、というのはよくあります。
なので、事業そのもの、為替リスクそのものは投資家自身も把握しておく必要はあります。
沖縄民泊投資
エアサポという会社が運営しています。
沖縄以外もやっていると思うのですが、私が話を聞いたのは沖縄の2物件でした。
看板などに70%とうたっていたので、興味があって聞きましたが、それは稀なケースで通常は15%前後、とのことでした。
稀なケースを大々的に広告している時点で、信用が落ちます。
仕組みは、エアサポが沖縄の不動産を借ります。そこに投資家が500万前後の資金を投入して、借り上げ、設備投資をします。内装等はすべてエアサポがやってくれるので投資家は資金を出すだけです。
完成後、民泊として貸し出します。
この投資の難点は1点。
手数料が色々とかかりすぎる点です。
投資家は、借りますので最初の賃貸契約の費用が色々かかります。さらに賃料を払わないといけない。
運営開始されてからは、民泊のプラットフォームを運営するairbnbとエアサポ、清掃費用などかかり、利益に対しての経費は50%近くになっています。それでも利回りは15%程度出るとのことです。ただしこちらも、投資資金は償却されてしまうので元金は戻りません、15%で7年投資してやっと元が取れる。
個人的にはあまりうまみがないかなーと思いました。
民泊投資をするなら、物件を所有する、物件管理のオペレーションを安いところでする、とすればうまみがありそうな気がしました。
アンティークコイン投資
葉山満氏が運営しています。
アンティークコイン(100年以上前に作られたコイン)が投資対象です。
セミナーに参加しました。
アンティークコイン投資は海外では比較的人気があるものの、日本では投資している人は少ない、中国やブラジル、インドといった経済発展著しい国も注目をしてきている投資対象で、今後拡大ができる。
過去、リーマンショックやコロナの際も大きな値下がりせず、安定したパフォーマンスを出している。
コインによるが2,3年で倍以上のリターンがでるものもあるそうです。
コインを選ぶポイント。
偽物も出回っているので、鑑定が付いたものを購入する。
NGCとPCGSというアメリカの第三者機関が保証したものがよい。
状態。これは上記の第三者機関が70を最大値として評価しているのでわかりやすいです。
希少性。これは勉強してみる必要があります。結局のところ希少性があるものは現時点で高いと思います。なので値幅を狙おうとすると、安いコインの中で希少になりそうなものを探すことが必要かもしれません。
市場性。人気のコインがあるようです。人気のコインは早めに売れるようなので、人気のものがいいそうです。
購入は、ネット、オークション、ディーラーでそれぞれメリットデメリットがあります。初心者は割高になりますが、ディーラーで取引するのがいいと思います。
投資金額が100万円から500万円で、リターンが狙えそうなレンジは300万円以上と思いました。
個人的にはとても興味のある分野で、ブルーオーシャンな市場、今後、伸びそうでそれにつれて価格は上がる可能性が高いので、投資対象として面白いと思います。
まとめ
はじめて行きましたが、いろんな投資があるな、と勉強になりました。
実際に投資してみたい案件もありました。
投資に少しでも興味ある方は、ぜひ一度足を運んでみてください!