いまさら積立なの?地味じゃない?
と思っている方もいるかと思います。
しかし、私は色々運用してきた中で一番リスクを抑えられて、かつ、利益が大きくでる可能性があるのが積立投資だったのです。
なぜ積立がいいのか
今回はプロローグ記事「私の積立投資法」の「なぜ積立なのか」「積立投資のメリット、デメリット」「私が考える投資先」についてまとめておきます。
プロローグの記事
なぜ積立なのか
積立投資とはなにか
地味です。
一定額、一定数を 、毎月など定期的に買い続ける投資法です。ドルコスト平均法とも呼ばれています。
高い時も安い時も買うことで平均購入単価が抑えられます。
詳しくは証券会社のHPなどにも出ていますのでご参考ください。
投信積立はじめて入門 | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
プロの運用はどのようなかものか
1本1億円!を100本!とかで運用する機関投資家がいます。
モニターに張り付いて、少しの値動きで売り買いすることもあります。投資家はまとまった資金を動かすことで利益を出していくのです。
銀行や証券会社で投資信託や株式で運用している人も多くはこの運用方法です。
しかしながら、私も長年投資の提案をしてきましたが、安い時に買う、高い時に売る、というのがいかに難しいか、を身をもって感じています。
安い時というのは相場が悪い時です。例えばリーマンショックの時あんな相場では買う人はあまりいませんでした。「あの時買っていれば」というしょうもない口癖が出るわけです。
相場を当てることは難しい
プロがどれぐらい相場が当たるか知っていますか?
相場や経済を予測するアナリストが年末株価や為替を予想しますが、ほとんど当たりません。子供が適当に言って当たる確率とほとんど変わらないらしいです。
そもそも、その時点での相場見通しであって、情勢は日々大きく変わり相場が大きく変わります。
予想すること自体、意味がないのです。
しかし長い目で見た経済の流れはあると思っています。この点は「なぜ株式なのか」という記事で書いていきたいと思います。
積立投資なら安い時にも買える
安い時に買うことができれば・・・
そう考え定期的に機械的に購入する積立投資にたどり着きました。これなら相場を考えずにリーマンの時も買うことができます。
しかし、高いところでも買わないといけません。
このデメリットはゆくゆく「フラット積立投資法」で説明します。
積立投資のメリット
時間の分散ができること
運用する期間は十分取れるんだけど。
これは、プロ投資家と個人の投資家との違いです。
個人の投資家は1年という期間で勝負する必要はありません。
5年、10、20年で勝負することができます。
相場はいい時、悪い時を繰り返します。
購入タイミングを分散することで購入単価を分散することができ、平均購入単価が低くなることにつながります。一回で購入すると高値掴みになることがありますが、積立なら時間分散することでそのリスクを減らすことができます。
少額から投資できること
まとまった資金なんてないんだけど。
給与所得者の場合、給与から少しづつ貯蓄し資産形成をしていくことになります。積立投資も少しづつ投資するので資産形成そのものと言えます。
投資信託などは一般的には10,000円以上、1円単位で購入できます。1円単位で購入できるのは私のフラット積立投資ではメリットになります。
10,000円だと色々な銘柄に投資することができます。実際私は複数の銘柄で投資をしています。
株でも積立投資はでますが、購入金額が10万円以上というものもあり、私のフラット積立投資では不便です。
機械的に購入してくこと
相場を気にするのはイヤ。下がった時のメンタルがハンパないんですが。
まとまった資金で運用するとそういうことが起ります。
積立投資では最初に銘柄、金額、購入時期、投資期間を決めてしまいます。その際、相場状況、経済状況は考慮に入れません。
決めたルールに従い購入していくだけです。まさしく機械的に購入していきます。
投資判断が入らないので相場に一喜一憂することがありません。
ただし後述しますが、最初のルール決めが大変重要になります。
積立投資のメリットのまとめ
複数銘柄への投資を、時間(投資機会)を分散させ、機械的に購入することでリスク分散とストレスフリーになるということです。
積立投資のデメリット
解約時に相場が悪くなってしまうこと
いざ解約しようと思ったら相場が下がっているじゃないか!
最大のデメリットは最終目標の時期が来て解約する時に相場が大きく下がっていることです。最後に下がってしまうとこれまでの苦労が水の泡になります。
相場が悪い時に買い続けること
リーマンショック再来!?というぐらい相場が悪くて不安しかない!
理想は安く買い続けて、解約する時に値上がりしていることです。そのため購入中は相場が悪い方がいいのですが、相場が悪い時に購入していくのは勇気が必要で心理的な負担が出てきます。
高値でも買わないといけないこと
相場が過熱していて高いと思うんだけど、ここで買いに行く!?
どこが高値か、というのはその時点ではわかりません。高いと思っていてもどんどん上がっていくことがあります。もちろんプロなら適正価格や経済情勢を考えるんでしょうが、そんなことは私にはできません。
積立投資のデメリットまとめと対処法
リスクは想定することで軽減することができます。上記のデメリットを想定し、以下3点で対処していきます。
1.投資先の選定と信じる力。
精神論かい!と書くのが恥ずかしいです。
プロであれば、描いたシナリオが間違えた時には損切でやめるというのがセオリーなんだと思います。しかしプロでないものからするとシナリオが間違っているかわからないわけです。
一時的には相場、経済環境が落ち込むことがあっても、そこから大きく改善されることがあります。これはこれまで歴史が証明しています。
その点で株式ものへの投資がベストと考えています。理由は「なぜ株式なのか」で書いていきたいと思います。
その考えを信じるしかないと思います。
そのうえで最悪の事態を考えると次の2点になります。
2.解約も時間分散していく
一度に解約する事態というのはあまりないと思います。そのため、解約も一度にするのではなく、必要な額を解約していく、ということになります。
ただし、その後、相場が上がるという保証はありません。
この点に関しては次の最後の対策になります。
3.損を許容できる範囲の資金で運用する
つまるところこれなんです。最後のよりどころです。
損しても大丈夫な範囲で運用する。どれぐらいの金額が目安かというと10年後まで普通に貯金した場合に貯まる額の半分程度と考えています。1000万円貯められるのであれば、500万円を投資額にする。一年あたり50万円の投資です。
詳しくは「期間、投資額、目標額」の記事で書きたいと思います。
最悪、相場が悪くても積立投資の場合、平均購入単価は抑えられていますので、損失は悪くて50%減と考えています。
まとめると
最初の投資先選定をしっかりと考え、損しても許容できる範囲での資金を機械的に購入し平均単価を抑えつつ、解約も時間分散して解約する。そして最後は祈る!
私が考える積立投資先
- 株式(株式に投資する投資信託)(米国、インド、中国)
- リート(リートに投資する投資信託)(先進国リート)
- 金(ETF)
- ビットコイン
これらは基本的に将来的に値上がりしていくものと考えています。値上がりの根拠についての考えは、「なぜ株式なのか」「金投資について」「ビットコインについて」の記事で書いていきたいと思います。(もちろん将来をお約束するものではありませんので、ご自身で研究されご判断ください)
まとめ
フラット積立投資法の全体像をお伝えしていないので、まとめられないのですが、この記事でまずは積立投資のよさをわかってもらえれば幸いです。
投資は色々な手法がありますので、自分にあった考え方やり方を見つけ投資していくほかありません。その一助になればと思います。
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