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「リーダーは背中で語れ 近藤太香巳」感想 プロとして本気で取り組む気概を持つ 

東証一部上場のネクシーズ代表取締役社長近藤太香巳が書いたリーダー論「リーダーは背中で語れ」

近藤社長は「テルミーシステム」というNTTの電話を利用するのに必要な電話加入権を割賦販売する商法で多額の利益をだしたことで有名な経営者です。

これはアイデアを考えて考えて考え抜いた一つの成功事例に過ぎず、近藤社長のすごさはバイタリティだと思います。

 

そんな近藤社長の書籍から、自分に響いた内容をピックアップしておきます。

 

本のタイトルは「リーダーは背中で語れ」ですが、個人的にはリーダー論を感じ取るよりかは、ビジネスパーソンとしてプロとしてどういう考え方、取り組み方が必要か、気づかされました。

 

 

目次

考え抜き、行動すること

世の中をアっと言わせるアイデアはそれを求めるところにしかおりてこない。

良いものを見た時に、(中略)「良い」と感じたのか、その理由を客観的に「考える」

 

考えて、考えて、考えぬいて、それでも浮かびません。それでも考えていると、その結果として、急なひらめきや、何か別の事象でも結びつくことがあります。

自分の今取り組んでいることに真剣に考え抜くことが大事です。

 

動きながら考えるからこそ見える

人の心を動かすのは、本で仕入れた知識が一番じゃないんです。

様々な経験をして得た知恵が人間の器になっている

 

だけど、考えすぎて動かないのはダメ。

 

私はお客様にわかりやすく金融知識や税務知識を伝える仕事です。本で勉強することはとても大事ですが、知識は使わないと意味がなく、しかもお客様に理解してもらうことが一番大事なことです。

お客様と話さないと、お客様の理解度がわかならいし、お客様の関心事は本には載っていないことの方が多いので、お客様といかに多く会うか、お客様の話を聞くか、お客様に伝えるか方が、本で勉強するよりはるかに大事だと再認識します。

 

お客様の役に立つこと

大切なのは消費者の目線で考えること

まさしくこれです。

仕事とはお客様があって初めて成り立つもの。お客様のニーズにこたえたからこそ対価が貰える。徹底してこれを考える必要があるということです。

 

「もしこれができたら最高」という重い設定をクリアするからこそ、魅力的なビジネスモデルが生まれます

自分のお客様の最高の状態を想像することが仕事では大事です。

自分の仕事に置き換えると、「お客様が金融の心配事なく、生活を送れる、仕事に取り組める」状態が最高の状態と思っています。その状態を提供できることに自分の仕事の醍醐味があると思っています。

 

「モノを売る」と言いますが、僕はそれを「価値を売る」だと思っています。重要なのはモノの中にある価値をどう伝えるか、です。

価値といのは「嬉しい」「楽しい」「面白い」といった感情、あるいは「安い」といった驚き。

自分のビジネスに置き換えて考えてみます。

私の場合は、難しい知識を、お客様に簡単に伝え、それによるお客様のニーズを満たす状態を説明することです。

 

仕事に対する気持ちと姿勢

少しでも成功したら多角化などせず、大事に大事に育てていく。

ゼロから生み出されたものでなくても、そこにあるものを磨きあげると人はそれを新しいものだと思い込む

自分の強みを知るということだと思います。そこでの成功体験をもとにどんどん自分の得意分野を突き詰めていき、その分野で唯一無二の存在になることです。

 

やる気が本気になった時、やりたいコトがやれるトキになる。

やる気と本気って似ているような言葉ですが、全然違います。

やる気は対極にやりたくない気持ちがあります。やるかやらないかを悩む状態は、心の底に引っ掛かりがあるということです。

でも、「本気」はやること前提の本当の気持ち。やる気を奮い起こすのではなく、本気で取り組む、この気概を高めたいと思います。

 

社会人は全員プロである。ならば自分の足で立ち、自分自身を磨いていけ

これは私も社会人になった時からの抱いている考えです。給料をもらっている以上プロ。プロのスポーツ選手となんら変わらないと考えています。

プロスポーツ選手は対お客様と接しず、自分のプレーでお客様を魅了し、感動を与えます。

一方でビジネスパーソンはお客様と接することができる仕事なので、ダイレクトにお客様に働きかけお客様の生活の役に立つことができるので、もっとプロ意識を持たないといけません。

ではプロとは何か、お客ができないことを代わりにする、お客様の役に立つモノ・サービスを提供することだと思います。なので、お客様以上にお客様のことを考え、お客様以上の知識や付加価値を持って役に立たなければいけません。

「近ちゃん、自分に腹が立たなくなったら終わりだぞ。不甲斐ないときは、畜生頑張れ!星野!と俺は自分に喝を入れている」(星野仙一)

近藤社長は故・星野仙一氏とも親交がありました。

ちなみにネクシィーズは星野仙一に関するスポーツ社団「一般社団法人HDP(HOSHINO DREAM PROJECT)」を設立し、ネクシィーズの株主にもなっています。

 

自分がどこまで挑戦して、それを達成できるかにかかっている。

お金儲けもモチベーションになるとは説いていますが、それ以上に自分の挑戦にどこまで向き合うことが大事か。

世の中にイノベーションを起こす事業家はみなこれです。

世の中を変えたい、人々の生活を豊かにしたい、このおインフラが世の中にあったらもっと世の中が楽しくなる、そう考え取り組んだ対価として企業価値・株価・利益につながっているということです。

 

私は一ビジネスパーソンとして、イノベーションを起こせる器量はないと認識していますが、お金儲けばかり考えずに、「お客様の生活をより豊かにする」という気概を持って仕事に取り組みたいと思いました。

人を動かす

「近藤君、男が戦いを挑むんだったら、NTTぐらいがちょうどいいんでよ。それ以下に向かっていったら弱い者いじめになると言うんだ」(孫正義)

僕はブロードバンドの夜明けのために命をささげる覚悟です。でも一人ではできません。近藤君、僕と一緒に戦ってください。(孫正義)

これは本に出てくるソフトバンクの孫正義氏の言葉です。

近藤社長も孫正義氏との深い付き合いを通じて偉大な事業家と尊敬しています。

響く言葉ですよね。近藤社長は語学力よりも国語力という考えを持っています。

 

経営者は語学力よりも国語力。人を動かす「言葉の力」を身につける。

人を動かすのは「言葉」であり、人の思考や思想といったものも、突き詰めれば「言葉」だからです。

これはよくわかります。

自分自身は表現することが得意ではありません。なので、お客様に伝える、同僚にプレゼンすることにおいては何度も練習をしています。また、普段からなんでもわかりやすく説明することを意識して、人と話すようにしています。

上司を見ても、(仕事の能力はないのに)表現が素晴らしい方は出世しています。出世がすべてではありませんが、人を引っ張るにはやはり国語力が必要なのだとつくづく思います。

普段からいろんな人と話、自分の考えを伝えることや、商品や知識を伝えることが大事だと思います。

 

まとめ

近藤社長は非常に情熱的な事業家です。

表情が非常に素敵で、人柄が表れています。

自分の仕事に対する取り組み方を考える機会になりました。

プロとして本気で考え抜き行動し人の役に立つこととが大事だと再認識しました。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

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