某有名講師が話すライフプランセミナーに参加してきました。かなりの有名人でセミナーは超面白かったですが、色々不都合があるので名前は伏せておきます。
一応、FPの端くれなので、キャリアプランとともに本日のセミナーの内容をまとめてみます。
これからは世の中の要請が変わってくる
これまでの世の中は、大学を出て、決められた仕事をこなせば上にも上がれた。これからは大学はまず全入時代。大学を卒業するだけでは評価にならない。また、仕事はAIが大部分のことをする。
これからの会社組織を考えると、同じ会社で平社員からマネージャー、ボードメンバー(経営層)とあがるのは難しいのではないだろうか。特にボードメンバーは、今や他社からの引き抜きが多くなっている。
また平社員とマネージャーの関係については、平社員で活躍した人がマネージャーになっているわけで、マネージャーの適性があるからマネージャーになっているわけではない。平社員で活躍してもマネージャーで活躍できるわけではない。
これはボードメンバーもしかり。担当者としてできなくても、マネージャーやボードメンバーだと活躍する人はいる。
自分の会社での立場を考える
自分の置かれたポジション、会社から要請されているミッションをきちんと知るべきだ。上記のように平社員で活躍してマネージャーになったとしても、自分が活躍したやり方を部下に教えても部下ができるとは限らない。
その部下にあった指導をしないといけないが、そういう指導ができるマネージャーは少ない。
二つの視点で自分を見る
自分の置かれたポジション、会社から要請されているミッションを知るには二つの視点が必要。
一つは「他人からの視点」。自分の評価ではない。他人からの評価が大事。もっと言うと全体から俯瞰した視点も必要。
もう一つは「未来からの視点」。未来はどうあるべきか、仕事の完成形は何かを予測し、そこに向けて今何をするべきかを考え行動していくことが必要。
人材育成論
「人は成長しない」(と断言していました。苦笑)
才能は天授である。育つ要素のある人は、自分で考え行動する。育たたないやつはそういう考えがなく育たない。
しかしながら「人は育つ」と言っている偉大な経営者がいるのも理解している。「人は育たない。生まれもっての才能」「人は育つ」の議論は二つにわかれる。
私の「人は育たない」の考えは、自分の能力(できる事)を知ることが大事ということだ。
勉強論・子育て論
自分は小学校の時に、学校の勉強そっちのけで、自分が調べたいことをとことん調べて、それを自分なりにまとめた。それが自分の勉強法になった。(この考え方は茂木先生も同じことを言ってました。茂木先生は小学校の時に蝶のことを研究しまくっていたそうです)
自分は物欲、金銭欲は少ない。あるのは知識欲が強いことだ。
子育てについては子供には論理的思考や、考える力をつけさせるのが大事。
できる事とやりたい事
仕事において、できる事とやりたい事は一致しないことのほうが多いのではないか。私はできる事を自覚し、とことん突き詰めた。できない事はできる人とコミュニケーションをとり仕事を作り上げていけばよい。
自分ができる事をみつけるには、任天堂の故・岩田元社長がこんなことを言っている。「自分の長所を見つけるには、自分が楽にできることを探すこと」
苦労して身につけたスキルより、自分が楽にできることが自分の強みである。
仕事がなくならないスキルの身につけ方
仕事がなくならないスキルは、自分のできる事を伸ばすこと。
世の中が変化していくことにあわせて、自分のできる事を世の中でどう生かせるか考えれば仕事はなくならない。
自分のできる事
セミナーの内容はこのような感じでした。セミナーを受けてみて、自分のできる事はなんだろうかと考えました。
・好奇心、知識欲はある。新し分野へも関心を持てる。
・調べもの得意。
・お金についての考え方などは強い。
・お金に関する知識を持っている。
といったところでしょうか。なので今金融分野で働いているわけで。。。。これからもこの強みは磨いていこうと思います。
まとめ
自分のことをよく知ることが大事と痛感しました。自分には何ができるか。そしてそれを突き詰めることができるか。今回の講師の方は「自身の考えはかなり偏っている」とおっしゃってました。また自分がどういう考えかわかっているから、他の人の意見もわかる、とおっしゃってました。
私みたいに優柔不断な奴はダメですね。。
今回のセミナーを受けてみて
FP的にはライフプランの中で重要な仕事や収入について、世の中が激しく変化していく中で自分ができる事をしっかりと見極め、それに磨きをかけ、世の中に合わせていけば仕事がなくなることはなく、収入確保になるなと改めて思いました。
PB的には担当するお客様がまさしく自分ができる事を世の中に提供してきた人達であり、その成功を身近で感じられることができるので、そういう人たちから勉強をさせてもらいます。そして、PBの仕事も特殊なことが多いので、自分にしかできないスキルを身につけていきたいと思います。
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