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ビットコイン関連の本が多く出てきています。
どの本もいいことばかり書いています。
本を読んでいても理解できないところ、ここってリスクじゃないのかなと思うことが多々あるんですが、なかなかその疑問を解消してくれるような回答がないのです。
ここがモヤモヤしているので、ビットコインは私の中でやや怪しいシステムと思っています。
私の今のビットコインのスタンスとしては、拡大の過程にあり、まだ拡大する余地はあると思いますが、どこかでシステムの根幹が崩れる可能性が高いと思っています。
でも時代の流れもあるので、乗らないという選択もないので、ビットコインは勉強する意義はあると考えていますし、投資対象としても考えています。
投資スタンスとしては、投機商品として考える、です。
ざっと思いつくリスクです。
1.変動するのに、決済通貨になるのか
2.改変できない、取引が記録されているので不正ができない、というがマウントゴックス事件はどう考えるのか。
3.中央管理者がいないのが売りになっているが、でも、ちゃんとコアデベロッパーと言われる人達がいるわけで、ルール決めも民主化といいながら、その人達が決めている。
4.ハッキングなりを受けた時に、その資産を担保するものはあるのか
5.税金が不利すぎる
まず1点目、変動するのに決済通貨になるのか、です。
ここ最近、ビットコインで決済ができるようになってきています。
思いつくところでは、ビックカメラさん。
ビットコイン保有者にとっては便利ですが、決済された側、今回だとビックカメラさんには不利にならないのでしょうか。
なにせ、変動しますから、例えばテレビが10万円として、その時の1BTCが10万円だとすると、1BTCで決済できます。
ビットコインの相場状況的に一日で10%以上変動することはよくあります。
一年で見たらとんでもない変動もします。
上がればいいですが、下がったらどうなるのでしょうか。
考えられるのは、ビックカメラは決済されたら、すぐに円に切り替えている、そのままビットコインとして持ち続ける、ということでしょうか。
企業の財務リスク的にはすぐに円に切り替えるような気がします。
でもそうすると、実際、決済通貨になっているかというとなんだか微妙な気もしますが。
2点目に記録の改ざんや不正アクセス。ブロックチェーンで記録は保護されている、記録が保護されているから不正もできないし、後で検証もできる、的な感じなのがブロックチェーンかと思うのですが。
マウントゴックス事件はいまだ解明できていないですよね。
不正アクセスされたなら、そこにさかのぼって異常な取引を引っ張ればいいような気もしますが、おそらく理論上はさかのぼれるんだと思うんですが、現実問題、できないんじゃないでしょうか。データが多すぎて、とか。
イーサリアムでも不正アクセスがあって、クラシックとの分裂が起きていますが、不正アクセスされとるやんけ、って感じがします。
3点目に中央管理者がいないのは民主的ではありますが、コアな人たちが決めているのに違いはなく、意見の違いによって、システムそのものの運用がままならなくなる、なんてのも十分考えられると思います。
先ほどのイーサリアムも管理者の人たちの意見違いによりクラシックとの分裂もありますし、ビットコインもビットコインキャッシュに分裂しています。
5.税金が不利すぎる
雑所得になると国税庁から明確化されました。
雑所得は不利ですよね。。。
雑所得他の所得と合算しての総合課税で、総合課税は累進税率です。
つまり給与と合算されて課税され、さらに所得が多いと税率が上がります。
最大住民税と合わせて55%となります。そこまで心配しなくていいか、というのもありますが、ビットコインで一攫千金!がかなったとしたら半分税金で持っていかれます。しかも給料の方も税金が上がるということですから面白くありません。
しかも雑所得は損益通算が雑所得の中だけです。損失の繰り越しもできません。
今年、ビットコインで損しても来年繰り越しできません。
さらに今回明確化されたものに、ビットコインで買い物をした場合でも、損益を認識するとされています。
前述したビックカメラでの買い物でビットコインを使った場合なども、税金の対象になります。レシートなりを取っておかないとわからなくなります。
何度もビットコインを買っている場合は、自分の平均持ち値を把握して、その時に買い物したら、その時のビットコインの相場で損益を認識し、翌年雑所得として申告が必要です。
ちょーめんどくさい(;^ω^)
現実的ではない気が・・・
これはビットコインから他の仮想通貨に切り替えた場合も、その時点で損益の認識が必要になります。
以上の点から、色々問題はありますが、世の中の流れ時代の流れでもあるので、少額投資をして塩漬けにしておこうかなと思っているところです。
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