どのような資産運用がいいか?自分に合った運用方法で資産を育てる!①11のステップ

2019年末に端を発したコロナショックで相場が大きく動きました。

大きく下げては大きく戻しを繰り返し、2020年2月中旬から3月中旬にかけて大暴落・・・歴史的下落幅が何日も続きました・・

日本株は5年ほどかけて上昇した分が1か月足らずで吹き飛びました。

私自身、これまで含み益がありましたが利食いせずそのまま運用していたものが、この大暴落で耐えられず損切をし、大きく資産を減らしました。。。

しかし、その後、相場は急速に上げ戻したり・・・

 

私は金融機関で20年以上、金融商品や相場に触れてきましたが、慌てふためきました。

 

自分の未熟さを恥じ反省し、また来るであろう大相場に備えるためにも、この機会にきちんと運用に対しての考え方や運用方法を見直しました。

 

  • 大暴落の時にどうすればいいか
  • 運用の基本を知りたい
  • 運用の基本に立ち返りたい
  • 自分に合った運用方法は?

 

この記事をお読みいただいているあなたも、この大相場で、何か運用について手掛かりがないか、もしくは、この大相場局面で新たに運用をしてみようと思っている運用初心者の方ではないでしょうか。

 

この記事では運用の大基本である「自分に合った運用方法」を見つけるヒントを11のステップでまとめています。(本記事は全体像です)

 

この相場で失敗して自分の運用方法を見直したい方、これから運用を始めるにあたりどういうことをしていけばいいか知りたい方に参考になるように書いています。

 

ステップ11と長いですが、1つ1つしっかりとご理解いただき運用に臨んでいただければと思います。運用は長いものですし、勉強しなけば絶対に勝てません。この大相場でも自分の運用方法が確立されていれば慌てることはありません。

何も戦略もなく運用すると絶対に負けます。それならしないほうがいいです。

 

実際、私は金融機関に20年以上勤め、資産運用、資産管理の勉強をし、1000人以上の資産形成層のお客様や超富裕層のお客様の資産運用方法や資産管理をアドバイスし、自分でも運用してきた経験から「自分に合った運用方法」が大事ということをとても理解しています。

また自分に合った運用方法を探す方法を知っています。

そうしたことをまとめました。

 

まずこの記事では全体像とポイントだけ書いています。

今後、それぞれのステップについて記事を書いていきます。

 

この記事をお読みいただき、資産形成の参考にしていただければと思います。

 

自分に合った運用方法を見つける11のステップ

11のステップ
  1. 運用の目的は?
  2. 運用できる額は?
  3. 運用できる期間は?
  4. 運用で増やしたい額は?期待リターンは?
  5. 運用で減った場合は?リスクはどれぐらい許容できる?
  6. 運用に使える時間は?
  7. 投資対象はどこにする?
  8. 運用方法はどうする?
  9. 実践するにはどうする?
  10. 運用の勉強はどうする?
  11. 修正する

この方法でやれば1億円!

という書籍やネット情報を読んで

 

株式投資だ!

 

FXだ!

 

これは絶対にやめてください。

 

なぜなら、

たまに利益が出れば、損することもあり、運用は難しいとやめてしまうことになり、資産を増やすことはこの先ずっとできなくなるからです。

 

簡単に運用で儲かる方法はありません。

勉強して勉強して、戦略を練って、実践して、手間をかけてやっと利益がでるものです。

 

私が長年金融機関に勤め、様々なお客様にアドバイスしてきたか経験から、簡単に儲けることはできないと断言できます。

 

遠回りで時間と手間はかかりますが11のステップをしっかりと押さえ「運用方法、運用の戦略と戦術」をしっかりと決めルール化することをおすすめします。

 

なぜなら、

最初に運用方法をルールを決めれば、後で検証、修正することができますし、あらかじめ暴落について考えることで慌てずにすみ、むしろ投資のチャンスとなるからです。

 

例えば、

高値から30%下落した時には多く買う、という運用方法にした場合は、その局面が来るまでじっと購入資金を貯め、その時が来たら投資をする、といったふうに落ち着いて下落相場を見ることができます。

また、それ以上に下落して失敗した時は、次回は40%下落にするとか、30%下落時は半分の資金を投入するとか、運用方法を見直すことで次につなげることができるのです。

 

自分に合った運用方法を見つけるためにも、上記の11のステップをしっかりと押さえていただくことがとても大事です。

 

ステップは大きくは3つに分けられます。

  • ステップ1から5
    「運用の目的と自分の状況を明確にすること」
  • ステップ6から8
    「実際どうやって運用するか」
  • ステップ9から11
    「リターンをさらに高めるためにすること」

 

以下、それぞれのステップについて触れていきます。(この記事ではポイントだけ書いています。順次それぞれのステップについて記事を書きます)

 

本題に入る前に、少し言葉の確認をします。

 

この記事では、「運用」「投資」の言葉を使い分けています。

 

「運用」は資産全体をどのように活用していくかという大きな視点で捉えています。

「投資」は資産の一部を金融商品に投じるという行動と捉えています。

 

この記事では「投機」は使っていませんが、投機は私の考えでは勉強もせず投資法も考えず、一か八かお金を投じる行動と思っています。

宝くじや競馬などもリターン・リスクが測れる投資方法があるならば、資産運用と捉えられると思っています。(そうそう攻略方法がないので、運用とは程遠いですが・・・)

 

それでは各ステップの概要を確認していきます。

1.運用の目的は?

ポイント
  • 増やしたお金をどうするか?
  • 老後資金のため?
  • 経済情勢に合った資産価値を維持するため?
  • 莫大な資産を作り悠々自適の生活をするため?
  • 運用そのものが好き?

なにか行動する時は「目的」が大事です。

運用も同じで、運用する目的を明確にする必要があります。

運用の先にあるものは増やしたお金をどう使うかです。

 

なぜなら、

お金は使わなければ価値はありませんし、貯めたお金の使い道がないならリスクをとって運用する意味はないからです。

 

例えば、

増やした資産で家を買うとか、老後の年金+αとして取り崩しながら生活を楽しむなどです。

例外的に「運用そのものが好き」という目的もあります。

 

では、貯めるのに運用できる資金がいくらぐらいかを知る必要があります。

 

次のステップ、「運用できる額は?」です。

2.運用できる額は?

ポイント
  • ライフプラン・マネープラン表を作成
  • 生活費を除いた余剰資金はどれぐらいか確認

手間ですが、ライフプラン表を作成し、生活費と余剰資金の確認をします。

 

なぜなら、

ステップ1の目的のためにいくら貯める必要があるかは、余剰資金の積み上げでしかないからです。

 

具体例ですと、

30歳の方が毎年500万円手取りがあって、生活費が400万円とします。余剰資金は100万円なので100万円を60歳までの30年間貯められれば3000万円となります。

別のアプローチとしては、必要最低限の資金を置いておき、口座に残った資金を運用に回すというのもあります。

 

余剰資金がわかれば、あとは運用できる期間を掛け算するだけです。

 

次のステップ「運用できる期間は?」です。

3.運用できる期間は?

ポイント
  • ゴールとする年齢・期間を決める
  • ゴールまでに余剰資金がいくら貯まるか計算する

ゴールの時期をいつにするかは、資産を取り崩すのがいつかということです。

収入が減ることや退職する時期などです。

それがいつ頃なのか、先程のライフプランシミュレーションで働く期間や収入をおおよそイメージする必要があります。

 

なぜなら、

余剰資金を積み上げる期間が長ければ長いほど資産が貯まるからです。

 

例えば、

30歳の人が60歳まで働くのならば、30年。余剰資金100万円とすると100万円✕30年で3000万円です。65歳なら35年で3500万円となります。

 

余剰資金と期間が決まったら、お金を増やす目的となる目標額との乖離を確認します。

 

60歳で3000万円貯まっていればいいということであれば、運用する必要がなくなります。

 

でも、5000万円貯めたいのであれば、不足する2000万円を、働いてキャリアアップして収入を増やすか、運用して増やすかありません。

仮に、運用で2000万円増やすとしたら、利回りでどれぐらい必要でしょうか?

 

次のステップ「運用で増やしたい額は?期待リターンは?」です。

 

4.運用で増やしたい額は?期待リターンは?

ポイント
  • 余剰資金と目標額の差を確認する
  • その差額を埋める(増やす)ための利回を計算する

余剰資金の積立額と目標額の差額を確認し、その差額を埋める(増やす)ために、何%の利回りが必要か計算します。

 

具体的な利回りの出し方は、積立であれば積立額を複利で増やす計算をします。これはまた今後、別の記事で詳しく確認ます。

 

必要利回りを確認するのは運用方法を決めるうえで非常に重要です。

 

なぜなら、

必要利回り・期待リターンが高ければ、リスクを取る必要があるからです。もしくは運用期間を長くすることや、目標額を見直す必要があります。

 

では、次に「運用で減った場合は?リスクはどれぐらい許容できる?」を確認します。

5.運用で減った場合は?リスクはどれぐらい許容できる?

ポイント
  • 下落(暴落)相場をあらかじめ想定する
  • 目標の時期にどれぐらい下がってても大丈夫か確認する
  • リスクはある程度コントロールできる
  • 下落時は精神面がやられると念頭に置いておく

あらかじめ、下落相場を想定し、資産がどれぐらい下がっても大丈夫か確認しておきます。

お金が絡んでいると相場急変時は冷静ではいられなくなります。相場に負けるのでなく自分に負けるのだと知り、あらかじめ、想定以上のことが起こると想定しておく・・・禅問答みたいですが、損失を覚悟することが大事です。

 

なぜなら、

損失を覚悟していれば下落相場でも落ち着いていられるからです。

運用で怖いのは想定外のことが起こることです。

 

一方で、

リスクはある程度コントロールすることができます。

 

例えば、

積立投資であれば、購入時期を分けるので高値掴みしなくてすみますし、一つの投資対象ではなく分散投資することなどです。

 

上記のステップ4と5のリターン・リスクはこの後の「実際どうやって運用するか」の運用方法に大きく関係するので、しっかりとリターンとリスクについて確認しておいてください。

 

では、次のステップは「運用に使える時間は?」を確認します。

6.運用に使える時間は?

ポイント
  • 一日または一週間、一か月のうち取引できる時間を確認します
  • それによって運用方法がかわります

相場は動いていますので、相場が開いている間中、投資のチャンスがあり、取引頻度により運用方法が変わります。

 

例えば、

日中ずっと運用ができるのであれば、チャートを見ながらのいわゆるデイトレやスキャルピングができます。

 

ですが、

大半の方は仕事があるので日中はなかなか難しいと思います。

 

私は以前、株式市場が始まる前の時間、昼休みの時間、を使ってETF注文を入れてましたが、時間が気になったり、取引していなくても日中の動きが気になって仕事に集中できない、ということがありました。

 

この取引の頻度は意外と重要です。性格も出てきます。精神的疲弊にもつながります。

 

なぜなら、

相場が大きく動いた時などに、機動的に動く必要のある運用方法だと、タイミングを逃すとリターンに影響することがあるからです。

 

さらに運用方法を決めるステップを確認します。次は「投資対象をどこにする?」です。

7.投資対象にどこにする?

ポイント
  • 成長する資産に投資する
  • 分散投資をする
  • 下落時にも強いものを入れる

長期で運用するには成長する資産で運用しましょう。ポイントは成長する資産です。儲かるものではありません。

 

なぜなら、

儲かるものという視点だと金融商品に目が行きがちになり、過度なリスクを取ったり、頻繁に取引をしたくなり、結果、投資対象とする商品選定で失敗することがあるからです。

特に長期運用は「成長する投資対象」という視点で金融商品の選定が必要です。

 

しかしながら、長期の場合本当にそれが成長するのかわかりません。

そのため、日本だけでなく、今後成長が期待できる国など、複数に分散投資することが大事です。

 

さらに、下落時に強いものを入れる事で全体としてリスクを軽減が図れることになります。

 

例えば、

株式は原則的には経済の成長と共に株価も上がる成長資産です。

ですが、今上がると思っている銘柄も、将来、絶対上がる保証はありません。

なので、複数の会社の株式に投資をし、リスク分散を図るということです。

 

投資対象が決まったら、次のステップ「運法方法はどうする?」です。

 

8.運用方法はどうする?

ポイント
  • 期待リターン
  • 売買頻度
  • 自分の性格

運用方法といっても、買って保有して売るというだけです。

 

ですが、

どれぐらいのリターンを狙うか、いつ買って、いつ売るかといった売買取引頻度、長期なのか短期保有なのか、さらには自分の性格の組み合わせなどにより運用方法が変わってきます。

 

なぜなら、

高いリターンを得るために取引頻度を増やす、マーケットを見るのは精神的につらいからほったらかしにするなど、自分の置かれた状況にあわせて多種多様に運用方法があるからです。

 

例えば、

常に見ていたくなければ、長期投資や積立投資にするなどです。

私の場合は、ほったらかしすぎるのも楽しくないし、勉強にならないので、相場にあわせた積立方法で運用しています。

 

運用方法が決まったら、次のステップ「実践するにはどうするか?」です。

9.実践するにはどうする?

ポイント
  • 少額で始める
  • 証券会社や銀行で取引をする
  • ネット証券で取引する
  • エクセルで管理する

これまでのことを踏まえて実践していきます。

いきなり大きな資金で運用を始めるとおそらく大半の方が失敗します。自分に合っているかもわかりませんし、自分が想定していない相場になった時に慌てたりするからです。

まずは少額で始めましょう。

 

取引するには証券会社や銀行で口座が必要になります。

有人対応の金融機関での取引は否定的な意見が多いですが、私が金融機関で勤めてきた経験上で言いますが、担当者は真剣にお客様のことを考えて商品をおすすめし、販売します。

有人対応の金融機関取引の何がいけないかというと、担当者がお客様を多く抱えていて全員フォローできないことです。いわゆる売りっぱなしです。

もちろん相場急変時には電話したり、臨時レポートを送ったりしますが、きめ細かく対応できません。運用は常に状況が変わっているので、担当者が対応できないなら最初から頼りにしないほうがよいということです。

 

つまり、

資産を育てるのは長い期間の運用が必要なのに金融機関が頼りにならないので、自分で勉強をして、自分で実践していくしかないのです。

 

その際、エクセルで管理表を作り、どうしてその投資にしたのか、その投資の運用状況などをできれば取引の頻度に併せて更新していくことが望ましいです。

 

やはり勉強が必要です。次のステップは「運用の勉強はどうする?」です。

10.運用の勉強はどうする?

ポイント
  • 勉強しなければ運用で勝てないと知る
  • 新聞で日々の状況、世の中の流れを感じる
  • 書籍で大局感や運用方法を身につける
  • セミナーに参加する
  • 運用しながら身を持って勉強する

勉強せずして楽して資産が増えることはありません。

私自身多くのお客様を見てきましたが、運用でうまくいった人は一握り。

お金持ちは本業で成功した人です。

お金持ちは運用で成功した人ではありません。

 

運用でお金を増やすには、勉強して勉強して他の人よりも情報を集めることです。

 

なぜなら、

運用は情報が大事だからです。

 

しかも、

評論家や金融機関のアドバイザーが言うことが正しくないことがしばしばあります。

 

そのため、

自分で情報を取りに行き、自分で解釈し理解・納得できるようにならなければいけません。

その上で自己判断で投資をするのです。

 

具体的には、

日々新聞を見て、世の中の情勢を感じ取ります。

詳細に読まなくても、記事の見出しだけでも大丈夫です。私自身見出しぐらいしか見ていません。すぐに投資に結びつけることはなく、流れを感じる程度です。

 

そして、書籍やセミナーなどで、大局観や運用方法を学びます。

 

しかしながら、

運用は頭で理解していても、いざお金が絡むと冷静ではいられなくなります。

そのため、

実際に運用しながら身をもって勉強するのがとても大事です。

 

身をもって勉強し、次のステップ「修正していく」です。

11.修正する

ポイント
  • 運用環境は常に変わると認識しておく
  • 今よい運用方法も将来よいとは限らない
  • 管理表とマーケットを見ることでその匂いをかぎ取る
  • 実績を確認する
  • 運用方法を見直す

自分で運用してみると、自分に合う合わないがわかってきます。

また、相場は常に動いているのと同時に進化しているので、今良い方法も将来良いとは限りません。

 

そのため、

修正していくことが必要なのです。

 

具体的には、

管理表をつけることをオススメします。

 

管理表と日々のマーケットを見ることで、潮目が変わったことを感じ取ったり、自分の運用方法は修正が必要と分かるようになってきます。

 

管理表の作成頻度は運用方法によります。日々と取引するなら、日々記録することになりますし、月一でしたら月一で大丈夫です。

 

管理表をつけていると、自分の取引の癖や、その運用方法が自分に合ってるかどうかが分かります。

そこでまた運用方法を修正していくのです。

まとめ

今回は全体像をお伝えしました。

繰り返しますが、簡単に儲かる方法はありません。

少々手間ではありますが、この記事の11のステップを参考にしていただき、勉強、実践して自分に合った方法を見つける必要があります。

 

私は20年以上金融機関に勤め、いろいろなお客様にアドバイスし、自分でも運用していますが、都度やり方を変えてきました。

そして、行き着いたのは、余剰資金からの投資額をマーケットに合わせて変動させる積み立て投資法

略して、「フレキシブル積立投資法」です。

 

今後、今回の記事をベースにした、「フレキシブル積立投資方法」をプログでご紹介していきます。

 

お読みいただきまして、ありがとうございました

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