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高利回りのソーシャルレンディング・クラウドファンディング 本当にいいのか 死角はないか

 

5%から10%といった今のご時世に目が飛び出るほとの利回りがついている金融商品が「ソーシャルレンディング・クラウドファンド」。

 

私も魅力に感じて、いろいろ検討し、三社で運用しています。SBIソーシャルレンディング、クラウドクレジット、maneo。

 

他にもいくつか運営会社もあるし、その比較はいろいろなブログで書かれているので、書きませんが、運用してみて思っていることはリスクに見合った投資ではない」というのが私の感想です。

 運用はリスクとリターンのバランスです。リスクを理解したうえで、そのリターンを納得したうえでやるのはいいと思います。

実際、利益を出している方もいますし、私も少なからず恩恵を受けています。

ですが、最近になってリスクとリターンのバランスを考えたときにちょっと不利かなと思い、満期が来たら順次資金を引き揚げています。

そのため満期も一年とか短いものを中心に選びました。

これから運用される方も、期間は短いものをお勧めします。リスクが高いものに3年とか不確実性が大きすぎます。

 

私がリスクが理解できない、不明、不利と思う理由は以下です。

  1. 運営会社の信用性 
  2. 商品そのものと玉(ギョク)
  3. 税金

 

1.運営会社の信用性

運営会社は大手もありますが、いつ経営不振になるかわかりません。資金が分別管理されていればいいですが、この分別管理があいまいなことが多いです。

運営会社を選ぶ際には必ずこの分別管理は確認したほうがいいです。投資先のリスクは覚悟しますけど、運営会社のリスクまで降りかかってくるのはあり得ません。

そもそも、投資先が破たんなりして投資資金の元本割れ等のリスクがあるのは理解できますが、運営会社が破たんした際も元本割れが起こるとのこと。

ここはよく確認したほうがいいです。

 

2.商品そのものと玉(ギョク)

手数料無料がほとんです。

聞こえがいいですが、単純に貸出し先に貸している金利から手数料分を運営会社が抜いているだけです。もともとの貸出し金利はかなり高いです。

かなり高いというのは銀行では借りられなかったからです。信用リスクの問題なのか、資金使途の問題なのかはわかりませんが、銀行がリスクを取らない先なのでそれなりにリスクが高くて金利が高いということです。

また、貸金業法の観点から貸出し先は開示できないとのことです。

いまのところ元本割れが起きていないようですが、リスクが高いのでいつ起きてもおかしくないと思います。

また、玉の考え方ですが、満期が来ると、また同じような条件で商品が出てきます。

ようは同じ貸し出し先でクルクル回っている。ロールしていると思われます。

こうなると誰が貧乏くじを引くか、の話になります。

この手の話は不動産のファンドで多くみられます。(私もそれを経験しました。貧乏くじを引く前に逃げ切れましたが。)

実際、高利回りで貸出しできる先で破たんしない、という投資先を見つけるのは困難と思うので、リスクが高い先をどんどん見つけてくるか、ロールしていく商品しかないのかなと思っています。

 

3.税金

それでも高利回りなのでいいかなと思って運用していましたが、税金で利回りがだいぶ食われるとわかり意気消沈しました。

税金は雑所得になります。一番割がよくないやつです。

総合課税で計算することになりまあまあ取れてしまう。

(他の所得によっては不利ではありません。)

税引き後利回りが低くなり、前述のリスクと考えると見合わなくなると考えました。

 

運用商品はリスクをとっているので、リスクが単純でわかりやすいもの、手数料、税金が安いものがいいですね。

 

私は株ものがいいと結論づけました。またそれはおいおい書いていきたいと思っています。

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